シューズカバー自作
先日ロードバイクで山の方に遠出した帰り、日が落ちてしまい、足がものすごく冷え、指が痛くなり、しまいには感覚がなくなりました。
帰ってから冬のサイクリングの足の冷えについて調べると、そもそもビンディングシューズは通気性優先なので足が冷えるとか、靴下は厚手のウールが良いとか、冬用シューズが良いけど高いとか、シューズカバーをつけると快適とか。
シューズカバーはなんというか力技ですが、これがファイナルアンサーだろうなぁ…とは思うものの、お値段もそれなりにします。それより何より見た目がガチ勢ぽくて、ダイエット目的の私が使うにはちょっと気恥ずかしい。
このくらいなら目立たないしお値段的にも良いかなと思ったのですが、SPDだとクリートが出っ張ってないので、ちゃんと固定できるかどうか不安。
暫定解
それで、ヒートテックの分厚い靴下にしたが汗冷えしてダメ、つま先にアルミホイルを巻いていみたが粉々になってダメ（厚手のアルミホイル化、ラップなら良かったのかもしれません）。足用ホカロンを足の裏に貼ってもダメ。
冷たいのはつま先と足の甲なので、使い捨てカイロをつま先の上（足の甲）に貼ったところ、風は防ぐし、発熱も十分で、ほぼ問題なし。温まりすぎて少し汗をかくことがありますが、常に温めているので汗冷えはなし。なんか原始的だけど、これで十分かなぁ…というところまで来ました。まとめ買いすれば1回40円程度。ひと冬使っても大したことないです。
シューズカバー方面へ
が、1時間だけ乗るときに5時間もつカイロを使うのはもったいないなぁとか、シューズカバーも一度は試してみたいなぁと思い、まずこれを購入。
本来靴の外側につけるもののようなのですが、靴の外側につけるとクリートが隠れてしまう。そこを切り欠くと締め付け力がなくなって抜けそうですが、全長が短くてベルクロやベルトを取り付けるスペースはないので、靴の内側に履いてみました。が、効果なし。最初は暖かいのですが、しばらく乗っていると全く効果が感じられなくなり、最後はかいた汗が閉じ込められる感じになってキンキンに痛くなりました。これはダメだ。
やっぱり靴の外側をしっかり覆うやつじゃないとダメなのかなぁ、と思いましたが、そういうのを買うと3000円とかするので二の足。ちゃんとしたのを買う前に、自作して効果を試してみよう、ということで、材料探しに100均に行きました。
シューズカバー自作へ
近所の100均に行き、シューズカバーに使えそうなものを物色。こういう時間が結構楽しいです。お金の節約が主目的じゃなくて、100均にあるものでどうやったらできるかな…と考えるレジャーみたいなものかもしれません。
今回はこの辺りを購入。
他にも、保冷バッグ（片面アルミ）、デジカメケース・PCケース（ネオプレーン）などもつま先を覆うには良さそうでした。が、一番加工が楽そうで、好きな色があったペットボトルホルダーにしました。
工作
ペットボトルホルダーを靴にはめてみたら意外に入らないので（靴ってデカイんですね）、Dカンを切り落とし、二枚に？開きました。ベルトは輪っかがついていたほうが締めやすいので、ワンタッチバンドの方を採用。ワンタッチバンドとペットボトルホルダーにゴム系接着剤を塗布してしばらく放置した後、鉄塊で圧迫接着。
ベルトの接着面は力が掛かりそうなので、さらに糸で補強しました（縫い目が汚いので、写真なし） 縁取りがほつれないように瞬間接着剤を染み込ませたのと、切れ目が広がらないようにテント補修シートを貼りました。
完成
効果
- これをつけて夜1時間ちょい走ってきたところ、足は全く冷えませんでした。（耳あてを忘れた耳は冷えて痛くなったので、それなりに気温は寒かった。Panobike＋によると気温は1.5度～4度）。
- ホカロンと違って熱すぎないので汗をかくこともなし。
- クリートも違和感なくはまります。
330円でこれなら十分かも。自作してみて良かったらちゃんとしたのを買おうと思っていましたが、とりあえず今年はこれでいいかなぁ。
不満
- つま先に布が余っているので、地面に足をつくと ムニュッ とした感触があります。（最初、犬のうんこか何かを踏んだのかと思いました…）
- 色が明るいので、汚れが目立ちます。（シューズカバーの色に黒が多いのはそういう理由だったんですね）
- 見た目を気にする人には恥ずかしくてダメかも。（私は一人で乗ってるのであんまり気になりません）
ホカロンも悪くなかったので、歩く予定があるならホカロン、乗って帰ってくるだけなら自作シューズカバーでもOK、という使い分けかなと思っています。
