EvernoteからZoho Notebookに移行(断念)
Evernote10年
Evernoteを無料アカウントで10年くらい使っています。ネットで調べたことのまとめとか、漏れても良いようなどうでもいいメモを溜め込むのに使っています。無料である点には大変感謝しつつも、以下の不満がありました。
- 表組みが使いにくい(余白が多くて場所を取る、幅の調整や改行がイマイチ)
- スマホアプリが使いにくい(使わない機能が増えていき、よく使う機能に1タップでたどり着けない)
- 端末台数の制限(これは無料アカウントだからやむなし)(スマホをデュアルSIMの機種で1台にまとめたのと、会社からクラウドサービスが使えなくなったので問題なくなった)
- PC版アプリもアップデートで使いにくくなった(これはClassic版アプリを入れることで回避)
で、数年前に一度マイクロソフトのOne Noteに移行してみたのですが吐きそうになるほど使いにくくて断念。最近でZoomからTeamsに移行したときにも同じことを思いました。マイクロソフトはソフトを使いやすく作っちゃいけない呪いでもかかってるんですかね。
最近またZoho Notebookというのを見つけて、移行してみました。
Zoho Notebookへの移行
以下の作業はスマホ1台でやっています。
- アカウントを作成後、「Evernoteからの移行」メニューから、Evernoteアカウントへのアクセス許可し、移行開始。時間がかかるので、ブラウザがタイムアウトになりますが、閉じても構わないようです。
- 夜に開始して、朝起きたら移行作業終了のメールが来ていました。メールが来た時間=移行作業終了とすると、ノートブック20冊、ノート2400枚で、所要9時間弱
- ここでスマホアプリを立ち上げても何も変わっておらず。ログインし直してもダメ。違うアカウントに移行しちゃったのかな…と、移行作業終了のメール内のリンクをクリックしたら、アプリが立ち上がり、「準備中です…」という表示が出て、1時間位したらようやく使えるようになりました。
Zoho Notebookの使い勝手
- デフォルトがカード表示。PC版はリスト表示がない。(見た目のかっこよさより、一覧性の高さがほしいので、イマイチ)
- その代わり「(メモの)ロック」があるので、よく使うカードは一番上においておける。(私は更新日順で並べているので特に必要なし)
- 表作成はEvernoteよりは直感的。セルの余白も小さく、省スペースに使えそう
- インタフェースは英語だが平易な英語なので特に問題なし。むしろ、日本語は自分の書いたメモだけになるのでスッキリして良い。
- インタフェースがEvernoteと違うので戸惑いますが、これは慣れるでしょう
- デフォルトでメモに勝手に色を付けられるのはイヤ。目がチカチカする。色を付けるなら自分で意味をもたせて使いたい
- 検索が弱い お目当てのメモを見つけられない
- メモ帳・付箋紙のイメージにこだわりすぎて使いにくい
Zoho Notebook利用断念、Evernoteに戻す
歳を取るに連れ新しいことに慣れなくなるというので、訓練のつもりでZoho Notebookを使っていたのですが、結局Evernoteに戻してしまいました。理由は2つ。
検索が弱い
もともとEvernoteを使い始めたのは、調べ物(例えばPCの不具合解決とか、スペックとか、出張のときのちょっとしたノウハウとか)をしたときにEvernoteに溜めておいて、将来同じような情報が必要になったときに検索して再利用・更新するためでした。
が、Zoho Notebookだと検索しても探しているメモが出てこない。そうすると、あれはどのノートブックに入れたっけな…って記憶をたどりながらメモを探す羽目になって、非常に不便でした。
見た目をメモ帳、付箋紙に寄せすぎてかえって使いにくい
起動するとノートのアイコンが並んでいて、ノートを開くと付箋紙が並んでいてという見た目は可愛らしいのですが、しょっちゅう使うとなると、無駄な空間が多く、カーソル移動やタップが面倒。色使いがどぎついのも疲れます。
もしかすると大画面タブレットとか、Surfaceとか、このインタフェースがしっくり来るデバイスもあるのかもしれません。私は普通のスマホと、17インチのノートPC(タッチなし)で使っていました。
※文字だけだと何のことやらって感じだと思いますので、Zoho Notebookのリンクを辿って見てみてください。
それでEvernoteに戻すついでに、覚え書きとしてこれを書いています。こういうメモをまたEvernoteに入れといて、将来また何か別のサービスに移行しようとしたときに「Evernote 移行」で検索して参考にするという使い方です。