「宮古島 自転車 一周」

宮古島 自転車 一周」などのキーワードで検索すると、「オーシャンビュー」「起伏が少ない」「サイクリング天国」などの記事が多数ヒットします。

が、

実際にやってみて思ったのは「海はたまにしか見えない」「ひたすら地味なアップダウン」「自転車で走ってる人ほとんどいない」でした。

写真でご説明します。

1.海はたまにしか見えない

左側は海だが見えず(池間島

地図で見ると海沿いをいい感じに走っている道が多いので、沖縄本島恩納村とか、石垣島の海沿いとかをイメージしていました。が、実際は、海側は防風林か雑木林かなにか、陸側さとうきび畑 みたいな道が多いです。

たまに森の切れ目で海が見えたり、漁港があったりはしますが、オーシャンビューを疾走という感じではありませんでした。


2.ひたすら地味なアップダウン

延々とこんな感じです。降りて登ってまた降りて(西海岸のどこか)

多分車で走ったら平坦と言える程度なんでしょうけど、自転車で走ると地味にアップダウンが続きます。おそらく、車社会でもあるので、それほど平坦にこだわっていない(わざわざトンネルや切り通しを作らない)か、農地が広がっているので、地形に沿って道を引くのが望ましいんだと思います。


3.自転車で走ってる人ほとんどいない

日が出るとこんな感じ(伊良部島 佐良浜

宮古島といえばトライアスロンであり、島一周で100km、池間島来間島を入れても130km程度とロードバイクで一周するにはちょうどいいサイズだと思うのですが、数日の滞在で趣味の自転車乗りとは2人(ガチ勢1、ポタリング1)しかすれ違いませんでした。(6月です)。

道も路肩も広く、交通量も一部を除いて少ないので、自転車で走るには快適ではあります。ただ、気温と湿度が…。都内を走るのと比べると、3割増しくらいで体力を消耗する感じではありました。


4.大きな橋は意外に狭い

ものすごい横風でした(伊良部大橋)

伊良部大橋は段差のない路肩が歩道です。池間大橋は車道は狭く、歩道は欄干が低くて怖い。来間大橋は片側は路肩狭く、片側歩道。更にどの橋も風が強くて、スポーツバイクの重心の高さだと結構怖いです。


じゃあつまらなかったのかといえばそんなことはなく、

1.海はたまにしか見えない
→たまに見える海が染み入ります

2.ひたすら地味なアップダウン
→お好きな人にはたまりません

3.自転車で走ってる人ほとんどいない
→車道や路肩でかち合うことはありません

4.大きな橋は意外に狭い
→沖縄のドライバーは自転車に優しいのか、追い越しに慣れているのか、こちらに不安を感じさせない距離で抜いてくれます(ちょっと怖いのはレンタカー)


というわけで、自転車で宮古島、お勧めします。

坂を登りきったら海が見える(東海岸のどこか)