ディスプレイスタンドのスルーアクスル対応改造(失敗)
クロスバイクのメンテナンス用スタンドは、AZのメンテナンス6点セット含まれていたものを使っていました。
左はクイックリリースのレバーをスタンドの切り欠きに乗せ、右はクイックリリースのエンドをスタンドの穴(パイプ状の部品)に嵌めると、後輪を浮かせることができます。
が、クロスバイクにセンタースタンドをつけたら、スタンドを立てれば後輪が浮くため、メンテナンスにこのスタンドは使わなくなりました。
新しく買ったロードバイクはスルーアクスルでエンド幅も変わりました。
- 内幅14mm
- 外幅16~17mm(リリースレバーまで入れると19mm程度)
- スルーアクスルの穴 Φ6.5mm
そのためこれまでのスタンドははまらず、無理に広げてはめても支える場所がないので使えず。買い換えようと思ったのですが、その前に一度いまのを改造してみることにしました。
スタンドの構造は、2本のスタンドを重ね合わせて、左右からボルト(M6)に締め付けて固定する作り
クイックリリース側(左)はそのまま使えそうなので、右側のパイプ状の部品に(Φ19mm程度)、スルーアクスルの穴に嵌める突起をつけられれば行けそう。欲張るなら突起にバネを仕込んで出し入れできるようにしたい)
手持ちの部品で使えそうなものがないか探してみたら、バーエンドキャップが右側のパイプにはまりそう。突起を探しにホームセンターに行き、ポリカなべ小ねじを購入。約150円。
バーエンドキャップにドリルで穴を開け、キャップの内側からボルトを出してナットで挟み込み、突起パーツを作ります。(キャップの内側にもナットが1個入っています)
仮止めしてロードバイクに当ててみたところ、まだ幅が狭くてはまりません。左のクイックリリース側も現物合わせで1.5cm程削ります。
外側のパイプと内側のパイプの2層構造になっていたので、100均ノコで両方切り欠きます。あとでエンド形状に合わせてヤスリがけします。
右側のパイプ状の部品も2cmくらい切断し、さっき作った突起パーツを差し込みます。(写真は、ボルトを折らないようにさっき切り出したパイプを当てて、これからハンマーで叩くとこ)
突起パーツを叩き入れたら、それっぽいものができました。(左側は研磨前)
ロードバイクを乗せてみたところ、
- 左側のQRレバーはうまくハマった(回転するので、丁度いい角度にできる)
- 右側の突起が自転車の重さを支えられず、傾く。そのうち部品全体が取れたり、ボルトが折れたりしないとも限らず
使って使えないことはないのですが若干不安定(支えていたので写真はありません)で、突起パーツが急に外れたりボルトがボキッと折れたりして、ワイヤーやディレイラーを傷めたら元も子もないので、使用は断念。
それなら突起パーツを鉄パイプや硬めの木材で、突起自体も金属のボルト(にゴムでコーティング)にして、バネを仕込んで…というスケッチはしてみました。が、スルーアクスル対応のスタンドがAmazonで1419円で売っているので、これ以上お金と時間をかけるのは止めました(飽きたとも負け惜しみとも言う)。それにしても1419円…
写真はこちらから
(続きます)